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この節の記述は、文献[4]に従っている。
独立な測定データ ()に対する
平均値とその誤差は、次の式で与えられる。
いくつかの物理量 の関数として表される量
の誤差を見積もるためには、次の誤差の伝播則を用いる。
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(80) |
しかしながら、複雑な関数 に対して誤差の伝播則を適用すると、
誤差を過大に見積もる場合が多い。
また、比熱や磁化率のような、分散が物理量となる場合、
Eq. (79)によって誤差を見積もるのは簡単ではない。
そのような場合には、次のジャックナイフ法を用いるのが便利である。
Hideo Matsufuru
2006-06-16